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丹波哲郎については塩野七生がちょっとエッセイに書いていた。亡くなった其の日には特に取り上げることもなかったのに、なんで今日わざわざ上げるかというと『産経新聞』の産経抄で其のことを取り上げていたからだ。まったく記者と言うものはそういった繋がりをよく覚えているものだと感心した。

抜粋すると・・・

 作家の塩野七生さんもまた、そうした豪放磊落(らいらく)のイメージでとらえてきたが、ある対談での丹波さんの発言を読んで、評価を百八十度変えたという(『男たちへ』)。丹波さんは「演出家で嫌いなタイプは、弱い者いじめをするやつと、必要もないのに動物を殺すやつ」と述べていた。

 自らも出演した『豚と軍艦』を名作と認めながらも、撮影のために子犬を殺した監督の行為は許せないというのだ。塩野さんは、丹波さんがなにごとも自分の頭で考え、それにもとづいて判断を下しているからこそ、あしき芸術至上主義に対して、健全な批判ができたという。

 言い換えれば、姿勢(スタイル)を持つということだ。


こんな感じだったのだが、まあ新聞はこのことに引っ掛けてほかの事を言いたかったらしく、丹波のエピソードとしてはここを抜き出しているが、ホントに『うっ』ときたのは、うろおぼえなんだけど丹波哲郎に対してインタヴュアーが『やりたくない役は?』みたいなことを訊いて、答えた丹波は『役者は欲張りで、何にだってなりたいと思っている』なりたいと思えば何にだってなれるのにこんな幸せなことってないだろう的なことを返したわけだ。

塩野は丹波をスタイルのある男とも言ったが『頭のよい男』というエッセイで語った。うろ覚えなんだけどそんな感じ。それを読んで丹波ってすごいなぁと思ったし、そういう風に男をあげてやれる塩野って女はもっとすごいなぁと、『頭のよい女』だなぁと思った。男を立てておけば自分は放って置いても女が上がるとは恐れ入ったわけだ。

そして、告別式前のエピソードが出てきたが、これが2流役者の哀しいセリフで、ここで決められない2流ぶりが発揮された。

 24日に肺炎のため84歳で死去した俳優丹波哲郎さん(たんば・てつろう、本名・丹波正三郎)が、ドラマ「Gメン75」で愛用した黒い帽子とともに旅立つことが26日、分かった。この日、00年に復活した「Gメン75スペシャル」で共演した俳優京本政樹(47)が東映・大泉撮影所の小道具倉庫に保管されていた帽子を受け取った。
 京本は「弔問したときに、何かが足りないと。ボスはドラマではGメンにとても思い入れが深かった。形がとても好きだったようで、ずっと使い続けてきたんですよ」。丹波さんは大の帽子好きで、プライベートで購入するときもつばの立ち方など細かい部分にもこだわった。特に「Gメン」の帽子はお気に入りで、それ以外のドラマでも「あの帽子がいい」と、東映の小道具に借りに行ったほどだ。箱には、いつ丹波さんの注文が来ても渡せるように「G men BOSS(ボス)」と書かれていた。
 Gメンが83年に終了し00年に復活するときも、丹波さんは「同じ帽子」を指定した。倉庫にきっちり保管されており、二十数年にわたり愛用し続けた品だ。京本は告別式に同帽子を持って駆け付け、棺(ひつぎ)に入れるという。京本は「一緒に逝ってしまうと考えると寂しいですが、ボスにはいつでも身に着けていてほしいですから」。
 葬儀では「Gメン」のオープニングテーマ曲を流すことが検討されており、長年演じた「黒木警視正」のスタイルで自分が研究し続けた霊界へと旅立つ。

(日刊スポーツ) - 9月27日10時1分更新

ひとことだけでいいのになぁ~。
惜しかったね・・・京本・・・。

在りし日の丹波の存在感。シブ~。

Gmen'75 opening theme

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